2017年7月26日水曜日

平島研究室|構造系

こんにちは!平島研究室です!

みなさんご存じ平島岳夫先生をトップとして、現在はその下に院生4人、学部生5人、留学生1人が在籍しています。

平島研はいろいろな材料を取り扱った火災安全性に関する研究を行っています。
熱を加えて加重すると通常時には見られない面白い挙動が見られたりしてなかなか興味深いです。

学部4年生は前期にゼミと構造デザインの課題に取り組みます。
ゼミでは今まで習ってきた構造力学の復習をしたり、excelを使って構造体の応力や変位を求めるプログラミングを組んだりします。プログラミングは大変でうまくいかないことも多いですが、文字列の意味を理解しながらちょっとずつ解き進めていくのはなかなか面白いものですよ!
構造デザインでは他の構造系の研究室の人と一緒に講義を受けて、RC造とS造の構造計算について学びます。タームの最後には構造計算書を作成し、構造系の先生方の前で自分の案をプレゼンします。1つの建物の全部材に対して計算を行うのでそれはもうめちゃくちゃ大変ですね。

最近はこういった課題をこなしながら院試の勉強をしたり、先輩の実験の手伝いをしたりしています。



(ちょっと汚いですが)キッチン、こたつ、冷蔵庫、テレビゲーム等備えられた部屋もあったりするいい研究室です。
ちょっとでも興味がある人は気軽に訪問してどうぞ!

あ、最後に現在の4年生メンバーの写真貼っつけておきます。



研究室の場所:10号棟3階318
文責:小幡

ありがとうございました!
ぜひ興味を持った方は研究室の方へ足を運んでみてください!
次回は引き続き構造系研究室『和泉研究室』の紹介をしたいと思います!お楽しみに!!

文責:昇高

2017年7月25日火曜日

平沢研究室|構法・環境系

こんにちは、平沢研究室です。


 研究室では「建築に関してコンピュータを積極的に応用する」というルールの下で建築構法を研究しています。
研究範囲は、アルゴリズミックデザイン、ロボット、デジタルアーカイブ、AR、木材加工、人工技能、テンセグリティ等、施工〜意匠まで幅広いです。

ロボット制御+木材加工

 ところで、千葉大学のホームページで紹介されている「ロボット棟梁」はご存知でしょうか?
職人技が必要とされる伝統木造建築を、なんとロボットで作っています!
職人不足問題を解決する、まさに近未来のテクノロジーです。


ロボットだけで建築を作る時代が来るかもしれませんね。
ざっくりとした紹介でしたが、詳しくはホームページをご覧ください。
ここからは、B4の活動紹介をしていきたいと思います。

B4の活動
GDL講習会、小屋・軸組作成、ゼミ
 
 B4は現在ArchiCADのプログラミング言語であるGDL(Geometric Description Language)を学んでいます。平沢研究室で研究するには、プログラミング能力が必須です。そのため、B4はB3後期のC言語+GDLの授業を通して、四苦八苦しながらプログラミング能力を身につけていきます。今年から、建築生産設計という授業で扱うことになったので、誰でも受講できます。とってもオススメです!


GDLを利用してモデリングした、研究室のOB、OGの方の作品

 5〜6月には、建築実験棟の小屋造り、軸組製作を行いました。
腰掛あり継手&仕口、追っ掛け大栓継手等、継ぎ手仕口の加工、加えて、スライドソー(大きい電鋸)、のみでの木材加工、墨付けなど、普段の授業ではなかなか行わないようなことを行いました。(ちゃんと構法もやってますよ!)


建築実験棟の水色の小屋

 筆者が考える平沢研究室の魅力は、
1、先端技術に触れられること
2、コンピュータースキルが身につくこと
3、新しいものを作り出すことに挑戦できること
だと思います。

以上で研究室紹介を終わります。

P.S
7/21(金)
10号棟2階 h-lab 220にて
平沢研究室のオープンラボがあります。
ぜひ、お越しください!

※画像はすべて平沢研究室ホームページより引用しました。



研究室の場所:工学部10号棟2階 220
文責:大谷

ありがとうございました!
私も建築生産設計という授業を現在受講していて、実際にプログラミングの学習などをやっていますが、この分野の研究はまだまだ珍しく、なかなか目にする事が出来ないものなのでとても良い経験になっています!

もし設計課題などでやりたい事が3Dで形に出来ないとか悩んでいる人がいればオープンラボに参加してみてはどうでしょう?なにかヒントがもらえるかもしれませんよ!

次回はいよいよ構造系研究室の紹介です!まずは『平島研究室』を予定しています!お楽しみに!

文責:昇高

2017年7月22日土曜日

宗方研究室|環境系

みなさんこんにちは!宗方研究室です。

今日は宗方研がどんな研究室なのか紹介していきたいと思います。

ところでみなさんは宗方研にどんなイメージを持っていますか?

・光とか音とか研究している
・環境屋さん
・グレアにうるさい
・環境の授業難しいから興味ない

まあざっくり「環境系の研究室」ということは知っていても具体的な研究内容を知っている人は少ないのではないでしょうか。以下研究内容です。

宗方研は、建築環境工学の中の光視環境及び建築環境心理学を専門にする研究室です。主に、人工照明や昼光照明によってもたらされる照明環境の明視性、雰囲気性、知的生産性などを扱います。また、単に「光」に着目するにとどまらず「見えている環境」に範囲を広げることで外部環境などを扱うこともあります。一方、建築の中における人に注目した「建築環境心理」を考える研究室でもあります。人間は様々な建築空間において環境からの刺激に身を晒し、環境要素を知覚し、その意味を認知し、行動しています。宗方研は、この関係性に着目し、その構造を明らかにすることを主なテーマとしています。(よし、コピペ完ry…おっとなんでもないです)

要するに光や音、それにともなう人間の行動など割と幅広い研究テーマを取り扱っているということですね!

研究室に配属されてからはB4が興味を持ったテーマからオリジナルの観点や疑問点を抱くところから研究がスタートします。とはいっても最初は「地下に興味がある」とか「窓について研究したい」などなんとなくのイメージを発表するという感じです。研究のテーマを決めることに行き詰ったときは宗方先生がやさしく手を差し伸べてくれます。


ゼミの様子です。この日はB4の研究テーマ発表でした。


今年のB4の研究テーマは

・採光フィルムとプライバシー
   ・キャノピーと建物の圧迫感の研究
   ・地下について
   ・変動照明と気づきについて
   ・面光源の研究

と今年は光視環境に関する研究が多いですが、興味さえあれば触覚や音環境などもしっかりと研究していくことができます。

また宗方研は毎年、環境心理系合同ゼミ合宿というものに参加しています。この合宿は関東圏の大学の環境心理系の研究室が集まって、昼は各自の研究テーマ発表、夜は懇親会を行うというものです。今年はなんと8大学100人以上の先生と学生が集まりました!


学生室の様子です。みんな和気あいあいと話し合って日々成長しています。え、やらせ感満載ですか?(笑)


学生室の休憩スペースです。たいがい誰か昼寝しています。ここでプチ飲み会なんかも開かれます。


フリッカー測定器を覗く先生


先生が育てているブラックベリーをみんなで食べました。
Taste good!

宗方研究室の研究内容や雰囲気、なんとなくおわかりいただけましたでしょうか?宗方研は環境の成績がいい人も悪い人も、卒計・卒論どちらで卒業しようとしている人も大歓迎な研究室です。実際、筆者の環境の成績はよろしくありませんでした(笑)


さて、そんな宗方研のオープンラボですが

7月21日(金)13:00~
工学部10号棟305ゼミ室

で行います。
少しでも興味を持ったという方はぜひオープンラボに遊びに来てくださいね!

以上、宗方研究室でした!


左から大江(B4)、江川(B4)、菅野(M2)、小林(B4)、宗方先生、武藤(B4)、山川(M2)、今久保(B4)

研究室の場所:工学部10号棟3階304
文責:武藤(元8ブース)

ありがとうございました!
フリッカー測定器を覗く宗方先生が凄く可愛いですよね!笑
宗方先生といえば、私は住宅設計の時に天窓を使った事を凄く突っ込まれた記憶がありますが、、みなさんはそんな経験はありますか?
環境屋さんといえば難しいという印象を持っていた人もこれを読むと少し印象が変わったのではないでしょうか?興味を持った方は一度研究室を訪ねてみてください!

次回は環境系研究室『平沢研究室』の紹介をしたいと思いますお楽しみに!

文責:昇高

2017年7月20日木曜日

林研究室|環境系

林研究室です!


はい、とりあえず我らが林先生でございます。
いい笑顔ですね笑 
ゼミ中寝たり、やるべきことをやらないことが無い限り優しいです。
自分はすでに両方やってしまったのでお叱りを受けました……。



ご存知の方も多いと思いますが、林研は宗方研と同様に環境・設備系の研究室です。
建築とはよく人間に例えられ、
「建築構造」→「人間の骨格」、
「建築意匠」→「服装、外見」、
「建築設備」→「心臓や血管」なんていう風に、表されます。
ほんとうにわかり易い例でよく言われています。

建物の内部は、住まう人にとって良好な環境に保たれるようコントロールされるもの、あるいはそうあるべきものであり、そのための仕掛けが建築設備です。


林研は、基本的に先輩の研究に携わるor林先生が持ってきた企業提携の研究を行うといった形なので、具体的にやりたいことが見えてこないという人や企業との研究をやりたいという人にお勧めです。もちろん自分で研究テーマを探してきてもokです。
さて、真面目な話はこの辺で。



現在、林研究室は、M2が3人、M1が2人、B4が5人の10人でやっております。
ゼミは毎週木曜10時から12時までやります。当然寝てる人はいません……。
みんな真面目に受けています。えらい。


さて、先ほどの集合写真ですが、林先生の研究室で撮影したものです。
きれいでしたね。実は去年の7月にWSを行い、一新したんです!
自分も去年参加させてもらいました。






椅子、本棚、ヘリンボーンの床タイルを作り、さらには手作りの漆喰で壁を塗りたぐりました。この日は外がもう滅茶苦茶暑かったので、死ぬほど汗かきましたが、完成したときの達成感はすごかったです。皆さんの笑顔が物語っています。林研では、こういった貴重な体験ができます。ちなみに写真のちびっ子はB4の奥村です。





はい、これは学生室の写真でございます。
林研は設備系の研究室ですが、まぁこのエアコンのうるさいこと、
涼しくはなるので大丈夫ですかね笑

そして、なんといってもこちらのソファですよ。
なんとも寝心地のいいこと、、おすすめの寝床です。


なんとも話にまとまりはなくなってしまいましたが、以上になります。
それでは、林研でお待ちしております。
ピントが自分に合っていないのはご愛嬌ということで、

研究室の場所:工学部10号棟3階303号室
文責:玉木(元7ブース)

ありがとうございました!
最後の写真は集合写真と決められているはずなのに、ピントの合っていないピンの写真を載せてくる所あたりが玉木くんらしいですよね!笑(まぁいいでしょう、、)

最近は院試勉強に励んでいますが、その中でも手強いのが、設備・環境ですね、、。真面目に林先生の授業を受けていればと今更ながら後悔しています。頑張ります。焦

とこんな感じで今回は終わりますが、次回は引き続き環境系研究室の『宗方研究室』を紹介したいと思います!お楽しみに!

文責:昇高

2017年7月19日水曜日

モリス研究室|歴史系



ようこそモリス研究室へ!

皆さんが抱くモリス研の印象はどのようなものでしょうか?
歴史を黙々と研究するちょっと堅いイメージでしょうか?

知ってるようでよく知らないモリス研の実態を紹介していきます。


現在のゼミは
B4 4人
M1 2人
M2 2人
計8人でモリス先生指導の下、毎週水曜4限の時間に活動しています。

前期は「日本の伝統木造建築」と「Understanding HBC」の2冊を読み、建築史の勉強とそこから発展した、モリス先生が専門とする建築の保全・再生の心得を学んでいきました。



特に「日本の伝統木造建築」は改めて知ることも多く、卒業設計で木造建築を考えている僕には非常に役立つ本でした。


さらにゼミでは毎週1人研究発表を行います。
研究テーマは「歴史」を絡めさえすれば自由度は高く、

古民家やレンガ蔵、旅館、大学校舎など学生それぞれが興味を抱いた題材に対して
維持・管理の方法やコンバージョンの提案などを行っています。

モリス研に入るまでは寺院や町家などいわゆる日本の伝統木造建築に研究は限られるのかと思っていましたが、より気に入った題材を選べたのはよかったですね。

研究では我々学生では足りない経験や知識にモリス先生が膨大な知識でアドバイス、さらには新たな研究テーマを見出すヒントを与えてくれます。

これはどこの研究室に入っても言えることだと思いますが、専門とするテーマがあると、そこにどんどんとのめり込んで愛着がわいてくるものです。


                                                      愛着がわいた図1    
         

                                                       愛着がわいた図2

また、モリス研は論文選択者と設計選択者が混在してるので、ワークショップに参加する人やコンペに挑戦する人もいて、それぞれから様々な刺激がもらえるのがいいですね。

院にも進むとその研究範囲も壮大になり、古い町家の町民とともにまちづくりを行っている先輩もいます。文献にとどまらず足を運んでプロジェクトを起こすこともできるので少しでも歴史に興味がある人はぜひ来てみてはいかがですか?



いかがでしたでしょうか?
ブログを読む前より少しはモリス研の実態について知っていただけたでしょうか?


研究室の場所は頴原研と同じく自然科学系総合研究棟1 6Fです。
研究室選びに悩んでいる人は一度訪れてみては?


楽しくやってるよーの図

文責:河原井(上写真右手前のめがね) 元4ブース

ありがとうございました!
モリス先生といえば私の中では日本建築史の授業や大塚邸の課題が印象的ですね!授業などで、日本の建築史について語っているとつい気持ちが入り過ぎて授業時間が終わっている事に気付かず、生徒がざわつくなんてことも何度かありましたが、それだけ建築に対し熱い思いを持たれている方なので、学ぶことはたくさんありそうですね!

興味を持った方は訪ねてみてはどうでしょうか?
次回からいよいよ環境系研究室の紹介に移ります!まずは『林研究室』の紹介です!
お楽しみに☆

文責:昇高

2017年7月16日日曜日

穎原研究室|歴史系

自由な研究からそれぞれの分野へ羽ばたく-頴原研究室-

みなさん、好きな建築家はいますか?好きな建築はありますか?
そして、それらについてどのくらい知っていますか?

三年生までは設計、設計の毎日、、、(設計は楽しいです)
ここだけの話、普段の授業でさえ疎かになっているのではないでしょうか?(単位だけは死守)
そんな中で好きな本を読んだり、知識を身に付けたりすることが後回しになっていませんか?

いやいや、そんなことはないぞ、と。
僕、私は設計しながら必要な知識を身に付けていますから、と言える人もいるかもしれません。(Excellent!)

しかし、客観的に見たときに、十分な知識を身に付けている、と言えますか?
このまま社会に出て建築学科卒と胸を張って言えるでしょうか?
言える人は少ないのではないでしょうか?

言えない人は全員、頴原研究室を志望しましょう。(定員あり)

さてここからは頴原研の活動を紹介していきます。
ここまで読み、興味を持たなかったあなた、ここまで読んでくれてありがとう。(さようなら)

まず、頴原研は週に一度のゼミで「文献精読(Intensive reading)」をしています。自分の担当を一冊決め、メンバーで精読し、議論を行います。


幅広い分野の書籍を精読することにより、様々な知識を身に付けられることはもちろん、議論をすることで自分の意見を他の人に伝える訓練にもなります。
また、頴原先生は「客観性」を持った主張をしてください、と口酸っぱくおっしゃります。

この「客観性」という言葉は、頴原研の一つのキーワードになっています。
論文を書く上でももちろん、さらにその先にも生かされるのではないでしょうか。



(ちなみに僕たちは卒業設計やりません)

文献の一つであった、谷崎潤一郎著「陰影礼賛」の議論後は、日本的な美と陰影の関係をスタディするワークショップとして、「お団子写真撮影会」を行いました。


日本的な美とは何なのか?その一つの解がこの書籍に記されています。(読んでみては。)

精読の活動とは別に、最近では「机リメイクプロジェクト」がありました。
元からあるカフェスペースのまるで理科室の実験用机かのようなテーブルをリメイクしました。

天板にべっっっっっったりと張り付いていた謎の大理石調のシールを鬼の形相ではがし、
シールの残りカスを手でやすって絶望し、サンダ(オートやすり)を購入し、機械の力を借りたが太刀打ちできず、結局キッチンハイターという文明の利器を用いて除去しました。

(これが通用するとわかったとき、頴原先生もとても嬉しそうでした。)

その後amazonで購入したカンナを使い、またまた太刀打ちできず、布やすりに助けられました。(布やすり神)

写真は布やすりの前後です。




その後粗さを変えて何度もやすりがけをし、最後に頴原先生秘伝のアンティーク家具用オイル(made in USAね)を塗りたくり、終了。めちゃめちゃ綺麗になりました。


気になる人は触りに来てくださいね。

カンナ掛けしたところは、ちょっと失敗。


                                (ちなみに僕たちは卒業設計やりません)

頴原研に入ると、本を読むことが大好きになります。
暇なときiPhoneではなく書をたしなむのです。

おっ、田中君が本を読んでいるみたいです。


卒論の本を読んでいると、時が経つのはとても早いですよ。。。


                                                  (老いた)

ふざけるときはふざける。やるときはやる。それが頴原研。
将来やりたいことが決まっている人も、まだの人もいると思いますが、頴原研では自由な研究テーマを選び、探求することができます。(もちろん、卒業設計もできますよ!)

そしてそれぞれの分野へ羽ばたく、言わば僕たちは雛なのです。

Welcome to Eba-labo !

(長谷さんに前日に「やれ」と言われたので、このような結果を招きました。反省しております)


後列:右から 荒井さん(M1)、関根さん(M2)、中村(B4)、伊藤さん(M2)、田中(この日は休み)(B4)
前列:右から 深澤(B4),長谷(B4)、頴原先生

文責:中村、田中(元5ブース)
研究室場所:自然科学棟601

ありがとうございました!
みなさんはこれを読んでどのように感じましたか?
みなさんにも共感できる所があったでしょうか?

興味を持った方は研究室を訪ねてみてください!
次回は引き続き歴史系研究室『モリス研究室』の紹介をします!お楽しみに!

文責:昇高

2017年7月15日土曜日

松浦研究室|都市系

今回は松浦研です!
松浦研究室は、今年で2年目の研究室で、M1が2名でB4が4名、研究生2名交換留学生1名から構成される研究室です。


研究対象は都市から農山村までの生活空間の計画・設計に関わる問題を扱います。研究の取り組みとしては、問題解決の処方箋を提示できるように、解決すべき課題を具体的・実践的に捉えることを重要と考え、千葉県近郊のフィールドを舞台として、市民・行政・専門家との協働により、実践的な研究・設計活動を展開しています。
具体的なプロジェクトとしては
①鶴岡市のい置ける地方都市研究
②長柄町におけるCCRC(Continuing Care Retirement Community)
③西小仲台のコミュニティカフェ
その他にも、大小様々なプロジェクトを同時に行なっています。

日々の活動としては週に2回のゼミを行なっています。
ゼミ内容としては、文献ゼミ、英語文献ゼミ、卒論ゼミに加えてプロジェクト毎にミーティングをしています。
ゼミ自体はひとりひとりがしっかりと意見を持ち発言していくため、緊張感はありますが学べることが多く、実りのあるゼミになっています。
上記の内容だけではお堅い研究室に思われがちですが、ゼミ旅行や研究・調査のために研究室全体で現地に出向くフットワークの軽さがあります。


研究室全員で茨城・栃木にゼミ旅行した時の写真です。


楽しみながら、たくさんのことが学べる研究室です。


研究室場所:自然科学系総合研究棟2 5階 一番奥
文責:木村(元6ブース)

ありがとうございました!
これまで紹介してきた研究室とはまた少し違っていてて、マクロな視点から建築を捉えていて面白いですね!自然科学系総合研究棟2には都市計画系の上野研究室の他にも、都市環境システム学科の研究室もあり、ほかの学科の人と同じ環境で研究しているので,また違う刺激ももらえるのではないでしょうか?

次回は歴史系研究室『頴原研究室』の紹介をします!お楽しみに!

文責:昇高

2017年7月14日金曜日

吉岡研究室|建築計画系

こんにちは。吉岡研究室です。

吉岡研究室は現在、学部生5人、修士生1人の計6人で活動している計画系研究室です。建築計画の中でも、人間の身体機能や行動特性に着目した分野である建築人間工学について研究しています。
今回は謎の漆黒の集団、吉岡研究室のある一日を紹介いたします。
また、そもそも研究室とはどんな活動をしているのか、わからない人も多いと思うので、それも合わせて紹介していきたいと思います!

9:10 前日に徹夜をし、今日は学生室にて起床


室内は土足厳禁なので、床で寝ることもできます!製図室とは比べ物にならないぐらい綺麗です。
蛾も、ハエも、Gもいません。蚊取り線香を焚いたり、アースを焚いたりする必要もありません。
吉岡先生が2016年に准教授になったのにともなって、今まで中山研と柳澤研と合同の学生室だったのが、今年度から吉岡研だけの学生室になり、自分達で1から部屋を作りました!
ボロボロだった部屋の壁と天井を吉岡研のテーマカラーである黒に塗り、床には黒いカーペットを張りました。今後は、本棚と机を作る予定です。

13:35 学生室にて、個々の作業をする


研究室によっては調査に行ったり、課題が与えられたりするところもありますが、吉岡研は基本的にゼミ以外にやらなければならない課題はありません!
なので、それぞれ、ポートフォリオを作ったり、コンペに出したり、勉強をしたりなど、自分の好きなように時間を使えます。

15:00 吉岡先生の部屋でゼミ


今年は毎週木曜日の15:00〜ゼミを行います。
これを読んでくださってる人の中には、そもそもゼミとは何なのかがあまりわかっていない人も多いと思います。ゼミとは、簡単に言うと、設計課題の代わりに自分の研究について先生にエスキスしてもらうようなものだと思ってもらえば分かりやすいと思います。

ここで、現在僕たちが取り組んでる研究内容を少し紹介したいと思います!
小川文徳が取り組んでいる研究は、「吹き抜け空間を見下ろした際に階下を動く人影による机上面作業影響」です。
千葉大学の附属図書館のような吹き抜け空間で作業している時に、下の階で動く人が気になって作業に集中できなくなることがあると思います。そのような状況での、下の階の人の動きと作業効率の相関性を調べる研究です。

小林航が取り組んでる研究は、「曲がり角や交差点の死角から出現してくる人を察知しやすい角の形状の検討」です。
道を歩いていて、曲がり角の死角から急に人が出てきて驚いた経験は誰しもあると思います。そのようなことが起こりづらい曲がり角の形状を、VRを用いて調べる研究です。

杉山拓哉が取り組んでる研究は、「アプローチ空間での身体の動かし方と吹き抜けの開放感との関係」です。
吹き抜け空間に入る直前の身体の運動により、吹き抜け空間の解放感がどう変化するのか、その関係についてVRを使って探ります。

杉山遥が取り組んでる研究は、「天井面における照明の位置と段差の視認性の関係」です。
身の回りでつまずくなどの事故が多数発生している段差に対して、天井照明の位置を工夫することでその視認性を上げることができるか研究しています。

田邊麻美が取り組んでる研究は、「360度動画によって再現される街路空間における歩行者の注視傾向」です。
街路景観を構成する要素の高さ方向の彩度調整によって歩行者の視線を誘導できるかどうかを検証します。

「研究」と聞くと難しいことをしているように聞こえるかもしれませんが、僕達が取り組んでる研究は、比較的身近なテーマを扱っています。自分達が普段から疑問に思っていることや、改善した方がいいと思っていたことを抽象化し、それを研究しています。
なので、問題点を見つけ出し、それの解決策を考えるという意味では「研究」も設計課題に近いところが有るかもしれません。


18:30 最新の機材を使って遊びまくり!


VIVE 、Oculus、PSVRなどのVR機器、プロジェクター、360度立体映像を撮れるVUZE CAMERAなどなどの最新の遊びどうg……機材をいつでも使うことができます。
実は、ここに載せてる横長の写真もVUZE CAMERAを使って撮影しました。普段触れる機会があまりない機材が色々あるので、研究以外にも色んなことができます。

20:00 夜はみんなで飲み会!


学部4年は、男が3人、女が2人の個性豊かなメンバーで活動しています。
研究室についてあまりわからなかった人も、これを読んで少しは分かって頂けたでしょうか?
もし興味がありましたら、いつでも遊びに来てください!
長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました!



研究室の場所:10号棟2階210
文責:小林(元7ブース)

ありがとうごさいました!
みなさんもお気づきだと思いますが、めちゃくちゃスタイリッシュでかっこいい研究室ですよね!部屋はきれいだし、機器は最新だし、男心をくすぐりますね〜笑
まぁあえて一つ疑問があるとすれば、イメージカラーの黒で統一感を出しているのに、集合写真で1人だけ、白シャツを着ている人がいるという所ですね!笑

ということで、ここで今回は終わりたいと思いますが、次回は都市計画系研究室の『松浦研究室』の紹介します!すでに、同じく都市計画系研究室『上野研究室』は都合により最初に紹介させていただいたので、まだ見られてない方はそちらもご覧ください!

文責:昇高